掛布団の種類と選び方 人気素材5選

掛布団の選び方

皆さん、掛布団はどのようにして選んでいますか??
1年中同じ布団では暑かったり寒かったりで困りますよね。
掛布団にはいくつか種類があり、それらを季節に合わせて使い分けることで快適に四季のある日本を過ごすことができます。
それでは少し掛布団の種類について記載させていただきます。

主には以下の3種類に分けられます。
①肌掛け布団
②厚掛け布団(又はそのまま掛布団)
③合掛布団

1つめ「肌掛け布団」は春~秋にかけて使える薄手の掛布団のことです。
2つめの「厚掛け布団(又は掛布団)」は晩秋~冬にかけて使われる厚手で保温性の高いもののことです。
最後に「合掛布団」はそのどちらでもない微妙な時期に使われるもののことを指します。

大まかに気温ごとに分けると以下のようになります。
①肌掛け布団=20~25℃程度
②厚掛け布団=15℃以下
③合掛布団=15~20℃程度

これも種類によってまちまちなので参考程度にしてください^^;

 



また、掛布団にもたくさんの種類があり、中綿に使われる素材によって呼び方が異なります。
主な5種類をご紹介させていただきます。

①羽毛布団(薄手のものをダウンケットとも)
②羊毛布団
③綿わた布団
④合繊布団
⑤真綿(まわた)布団

1つめの羽毛布団は水鳥の羽(正確には羽毛)を中綿に使った掛布団です。
羽毛(ダウン)は羽根(フェザー)とは別に区別され「ダウン率」という形で表記されます。
ダウン率が高いほど、保温性が高く、高級とされています。
ダック(アヒル)とグース(ガチョウ)、どちらの羽毛を使うかによって価格・性能も変わります。
ちなみに一般的にグースの方が高級です。
羽毛はとても軽く、保温性が高いので掛布団にとても適した素材と言えるでしょう。
※羽毛についてはそれだけで1記事以上のボリュームになるのでここでは割愛します。

2つめは羊毛布団です。
羊毛は文字通り羊の毛を混ぜたポリエステル綿を中材とする布団で、羊毛の混率が50%以下のものが大多数なので表記上は「羊毛混掛布団」となります。
素材として吸・放湿性が高く、湿気のコントロール性能に秀でています。
また、天然素材ですが、湿気を吸った吸着熱により発熱する性質があり、ただのポリエステル布団よりも温かい掛布団になります。

3つめは綿(めん)わた布団です。
綿(めん)素材を中綿に使った掛布団です。
今ではあまり見かけなくなりましたが、年配の方を中心に今でも人気があります。
綿は非常に吸湿性に優れており、人の出す湿気を吸収します。しかし、放出するのは苦手なので定期的に天日に干す必要があります。
ただでさえ重い綿わた布団は湿気を吸うとさらに重くなるため、綿わた布団を干すのは重労働だったそうです^^;

4つめは合繊布団です。
ポリエステルを中心とした化学繊維を中綿に使った掛布団です。
ポリエステル繊維は大量生産が可能で価格も安定している上、保温性も高いのとても多くの寝具に使われています。
繊維が頑丈で水を吸わないので洗って乾かしやすいのが特徴です。
頻繁に布団を洗いたいという方にはほとんどこれしか選択肢が無いと言っても過言ではありません。
また、ほかの素材と混ぜることで多種多様な機能を付加させることが可能です。

5つめは真綿(まわた)布団です。
蚕蛾の繭から取った絹を引き延ばし、何重にも重ね合わせて作られます。
真綿に使わせるシルクは1本1本が途切れることなく繋がった「長繊維」という構造をしており、綿切れがないためほこりがでにくく非常に温かい布団ができあがります。
また、人間の肌に近いたんぱく質で構成されているため、お肌への刺激が少なく女性に人気があります。ただし、ほとんどが少量生産の手作りのため、価格は高めです。
※繊維の長さと作り方の違いで「シルク布団」とは区別されます。

いかがだったでしょうか。
今回は掛布団の種類と気温による選び方をご紹介しました。
掛布団は時期によって使い分けるので1年中同じものを使うのは難しいものです。
その時期その時期に合わせた正しい掛布団を使ことで1年を快適に過ごしてくださいね。

今回の記事があなたの寝具を選ぶお役に立てたなら幸いです。

それではまた!

コメント

タイトルとURLをコピーしました