肩こりや腰痛の原因??ついやってしまう敷布団NG行動5選 敷布団・マットレスの選び方~基礎編~

敷寝具の選び方

まくらに引き続き、敷布団やマットレス等の選び方について解説していこうと思います。
みなさんはどんな敷布団(マットレス)をお使いですか??
厚みは?中身は?何年使ってる?これらの質問にさらっとこたえられる方は寝具への関心が高い方だと思います。

本ページにアクセスいただいているということは何かしか寝具に不満があったり、悩みを抱えていることでしょう。
腰が痛いとか、肩がこるとか、首が痛いとか、よく寝具店にご相談いただくパターンですね。

もちろん一人ひとり症状も原因も異なっているのですが、悩みを抱えている方のお話を伺っていると以下のようなNG行動をとられている場合が非常に多いのです。
今回は多かった5つにまとめましたのでご覧ください。

 



①敷寝具を重ねて使っている
②同じ敷寝具を5年以上使っている
③固すぎる(または柔らかすぎる)敷寝具を使っている
④流行のウレタンフォーム敷布団を裏表逆に使っている
⑤極端に薄い敷布団を使っている

① まず1つめのNG行動は「敷寝具を重ねて使っている」です。
話を聞いていると意外と多いのですが、新しく敷布団を買ったものの、捨てるのが面倒だから古いものの上に新しいものを重ねて使っているという例です。
一見クッション性が良くなりそうですが、実はこれ、NG行動です。
長年使用した敷布団は体重のかかりやすい腰の部分を中心にヘタりが出ており、均等に沈んでくれません。なので新しい寝具を上から重ねてしまうと、古い寝具の形に窪んでしまい、正しい寝姿勢を作ることができなくなってしまうのです。
新しい寝具を購入したら、古い寝具は処分するか、下取りしてくれるお店もあるので相談してみると良いと思います!

② 2つめは「同じ敷寝具を5年以上使っている」です。
もちろん、中には10年以上使える高耐久のベッドマットレスもあるので一概には言えませんが、まだまだ一般的なわたが入っているタイプの敷布団の寿命は2~3年程度です。
最近流行しているウレタンフォーム敷布団(西川さんのAirシリーズなどが有名)は比較的耐久性が高めに設定されていますが、それでも5年程度が目安だとされています。
枕と同様毎日使うものなので変化が感じられにくいですが、徐々に劣化していきますので、「なんだかぐっすり眠れなくなったな」と感じたら敷布団の買い替えを検討してみてください。

③ 3つめは「固すぎる(または柔らかすぎる)敷布寝具を使っている」です。
「マットレスはとにかく固くないと合わない!」という方がいらっしゃることがあります。体格の良い男性が多いですが、確かに体重が重い方ほど沈み込み量が大きくなるので固い寝具を使うべきです。しかし固すぎる寝具も問題があります。
それは横向き寝に対応しにくい点です。沈み込む量が少ないので横を向いた際に肩が沈み込むことができないので横向きで寝づらくなる可能性があります。
逆に柔らかすぎると沈み込む量が大きすぎて綺麗な寝姿勢を維持できなくなることがあります。
重い部分から沈んでしまうので、腰が「く」の字に曲がったような状態になり、腰痛の原因になることがあるので注意が必要です。また、寝返りを打つ際にも余分な力が必要となり、眠りが浅くなってしまう場合があります。

④ 4つめは「流行のウレタンフォーム敷布団を裏表逆に使っている」というものです。
少し特殊な例ですが、②でご紹介した西川さんのAirなどに代表されるウレタンフォーム敷布団は、片面がボコボコした特殊な形状をしていることが多いです。
これには理由があり、体を「面」ではなく「点」で支えることで血流を妨げないなどの効果が見込めるのですが、これを裏表逆に使っている方がいらっしゃいます。
もちろん、この場合ボコボコしている面を上にして眠るのが正解で、逆だとせっかく買った良い敷布団も宝の持ち腐れになってしまうので、取扱説明書はよく読んでくださいね^^

⑤ 5つめは「極端に薄い敷布団を使っている」です。
これはもともと薄い敷布団なのか、それとも使っているうちに薄くなったのかによって少し意味合いが違いますが、どちらにせよ薄すぎる敷布団はおすすめしません。
敷布団には正しい寝姿勢をつくることが求められ、体のカーブに沿ってうまく沈み込むことが大切です。
これが薄すぎる敷布団だと、沈み込む量が足りず、きちんとした寝姿勢を作ることができないのです。

いかがだったでしょうか?
敷布団は毎日あなたの体重を支え続けています。
これ機に敷布団を見直して睡眠をより良いものにしていただけたなら幸いです。

それではまた!

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