掛布団の選び方!マイティトップ・アウトラスト・シンサレート、人気合繊掛布団の素材は何がどう違う?

寝具に使われる素材

皆さん掛布団は何をお使いですか??
秋になるとお布団屋さんは掛布団を買いに来るお客さんで賑わいます^^
一般的に温かさと軽さを優先される方には羽毛布団をご提案するのですが、様々な機能を持った合繊掛布団も最近人気を集めています。

その中でも特に人気なのが「マイティトップ」「シンサレート」「アウトラスト」の3つの合繊綿です。

合繊綿とは、主にポリエステルやナイロンなど、「合成繊維」と呼ばれ、石油などから化学的に合成した素材を原材料とした綿です。
大きな特徴として、比較的丈夫で価格が安く、様々な機能を付与することができるところが面白い素材です。

今回はそんな合繊綿を使った掛布団のメリットデメリットと、3つの人気素材のおすすめ布団をご提案させていただきたいと思います!

〇合繊掛布団のメリット

①気軽に洗える(ものが多い)
②比較的低価格
③様々な機能が選べる

①合繊掛布団の大きなメリットのひとつが「洗える」点です。
多くの「洗える」というお布団は合繊綿と呼ばれる綿が入っています。
これは合繊綿が丈夫でほこりがでにくいことと、一般的に水を吸いにくく、乾きやすい特徴を持っているからです。
羽毛や羊毛など、天然繊維を使った寝具と最も大きな差はここにあると言っても過言ではないでしょう!
綺麗好きで布団を洗いたい!という方には合繊綿のお布団をおすすめしますよ^^

②ふたつめは比較的安いものが多いという点です。
羽毛や羊毛などに比べて収穫や生産にばらつきが少なく、安定して供給されるのでそれほど大きく価格が上下することがないと言われています。
逆に羽毛などは世界的な需給のバランスによって超高価になったりするので全然安定しません^^;
欲しいタイミングで価格が安定しているのはありがたいものです。

③みっつめは様々な機能が選べる点です。
有名なもので断熱性の高い「シンサレート」や湿気を吸収して熱に変換する「吸湿発熱綿」、抗菌・防臭、防ダニ加工が施された「テイジン:マイティトップⅡ」などが多く市場に出回っていますね。
他にも保湿性のある綿、弾力性を高めた綿、羽毛に似せた綿、㏗を一定に保つ綿など、本当に様々なものがあり全部は把握できていません^^;
これらの綿を組み合わせることでたくさんのニーズにこたえることができるのが合繊布団の面白いところですね!

✕合繊掛布団のデメリット(羽毛布団と比べて)

①重量が重い
②湿気がこもりやすいものが多い
③肌沿いが少し悪い

①ひとつめは重量が重いという点です。これは「羽毛布団に比べて」少し重いという感じなので、重量は掛布団全体の中ではごく一般的な範囲です。
「羽毛布団と同程度の保温性を確保しようとすると重くなる」という認識でいいんじゃないかと思います。※シンサレートなどの例外もあるのであくまで「一般的に」です。

②ふたつめは湿気についてです。
洗いやすいことの裏返しでもあるのですが、吸湿性が無くムレやすいものも多いです。
ただし、透湿性を上げていたり湿気を吸う綿も存在するのでムレが気になる方はそういった綿をチョイスするのがおすすめです。

③みっつめは肌沿いについてです。
これも「羽毛布団と比較して」ですが、一般的な合繊綿は少しゴワゴワしていて肌沿いが悪いものもあります
生地や綿の種類にもよるので、こちらも気になるようであれば実際に触ってから検討した方がいいですね^^

一般的な合繊布団のメリット・デメリットをご紹介しましたが、実際のところ生地や中に入っている綿の種類によってまったく異なった性質を持たせることができます。

以下では人気の3つの素材を使った布団を3つご紹介させていただきたいと思います!

まずはお手ごろ価格のこちらから。
上でも紹介しましたテイジンの「マイティトップⅡ」という綿を使った掛布団です。
抗菌・防臭・防ダニの3機能を1つの綿で実現する人気の中綿です^^

抗菌≒防臭の機能は多くの綿に比較的簡単に付与することが可能なのですが、「防ダニ」機能が最初から含まれているのが人気の秘訣でしょうか。
中綿の量が1.5kgなので比較的薄手です。今時期~冬の初めくらいまでは1枚でお使いいただけそうな厚みですね。
真冬は毛布なんかと組み合わせて保温することをお勧めします!

次は先ほどのマイティトップⅡと「シンサレート」を組み合わせた高機能保温タイプの掛布団です。
シンサレートはアウトドア用品や冬用のアウターなどによく使用される断熱性のシート状綿です。
特徴としては非常に軽量で保温性が高いという点に尽きます。

その保温性は同じ厚みであれば羽毛をしのぐほどの保温性能を誇ります。
なので「羽毛より温かい!」という感じの表現をされることが多いですが、実際は羽毛布団よりも少ない量が入っているので布団として羽毛布団以上に温かいという意味ではないのでご注意ください^^;

この製品に使われている「シンサレートウルトラ150」は一般的に使われるものよりも高密度で更に保温性の高いものですので冬の寒さにも負けない温かい布団だと言えるでしょう^^

最後はこちら。少し高級ですが西川製で調温素材である「アウトラスト」を使用した高機能掛布団です。
アウトラストは簡単に言うと温度を一定に保とうとする機能が備わった素材です。
NASAの為に開発された素材で綿自体が温度を人間が最も快適だと感じられる31~33度に保とうとします
寒いときは温め、暑いときは冷やしてくれるというまるでSFの世界から飛び出してきたような素材でかっこいいですね!笑
1年中これ1枚で使えてしまいますし、アウトラストは季節の変わり目の微妙な時期にも重宝するのでお勧めです!
もちろんほこりも出にくく、洗えて清潔ですしね。

アウトラストの公式ページはこちら→ https://www.outlast-japan.com/technology/device.html

いかがだったでしょうか。
今回は3つの綿しか紹介しておりませんが、本当にいろいろな機能を備えた素材があります。
またの機会にほかの機能綿をご紹介しますのでお楽しみに^^

それではまた!

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